半田舎生活

田舎暮らしがしたいけど、今の仕事を辞めるには不安がある。仕事を続けながら田舎暮らしができないかと考え、東京まで電車で30分の距離に家を買い、東京での仕事を続けながら妻、子どもと畑付きの家で生活しています。日々の生活や感じたこと、畑作業について書くブログです。

自然栽培をはじめて

耕さず、草や虫を敵にしない。 無肥料、無農薬での栽培で健康な野菜を育てる。

そんな、自然栽培の考え方に惹かれて私の栽培方法は無肥料、無農薬で行っています。

 

機械を入れて耕すこともせず、肥料も入れないのでお金をかけず手間もかけずに農業ができる。

新規就農で問題になるのは農機具や資材にかかる費用であると思うのでこの方法でやれば耕作放棄地を復活しながら農業ができる。

そう思い、2年間ぐらいこの方法で家庭菜園をやってきましたが、実際は逆にすごく手間がかかる。

 

ビニールマルチを使わないので草は生え放題で見た目が悪い。

野菜も育ちが悪い。

 

化学肥料をあげすぎて、形だけ大きくなる野菜。人間で例えるなら、肥満やプロテインを飲んで成長した人。

そんな野菜より、栄養バランスの取れた食事をとって病気なく元気な子に育てたいと思っていたけど、今の私の畑の野菜は栄養失調の野菜。

自然農だからといってそのまま肥料もあげずに育てていて野菜をいじめた栽培になっている。

肥料のあげすぎもよくないが、その野菜にあった栄養をあげなきゃいけない。

 

人間も冬に裸で外に出たら体を壊してしまう。南国の人が寒い地域に急に行ったら体を壊してしまう。それと同じで、そもそも日本生まれではない野菜を無理やり日本の環境に適応させるのは無理がある。それを自然と言えるのかもわからない。

野菜を育てるにあたってその野菜にあった環境を作ってあげなくてはいけない。それが生産者。親の役割だと思う。

自然農の考えに囚われすぎず、資材を使うことも必要であると思う。

 

耕さないことにより様々な虫が集まってきて草がくち、土の表面もふかふかになっている。

そういった点ではよかったと思う。

 

けど、野菜を育てるのに1番はその野菜にあった栽培をすること。野菜のために環境を整えてあげることだと思う。

野菜を自分の子どもと思い、栽培方法にとらわれずなにが良いのかを考えていきたい。